今ないたカラスがもう笑った
小さい頃からこの言葉が大嫌いだった。
大人たちが、子供に愛情を持ってからかう時によく使う言葉。
私は、このからかい言葉が大嫌いだった。
だから、意地でも「機嫌をすぐに直すまい」と思っていた。

でも、大人になった今、「今ないたカラスがもう笑った」状態がとても必要になっている。

感情を健全な状態に保つには7歳くらいの子供の「今ないたカラスが〜」のあの切り替えが必要なんだそうだ。

小さい頃からの癖のせいか、私は未だに感情の切り替えがとても下手くそだ。一度、気になることがあったり気分を害したりするとなかなかすぐに切り替えられない。
例え、その直後に「超ご機嫌!」な出来事があったとしても、意地になって「不機嫌状態」を保とうとしている自分がいる。
冷静になってみると、なんてバカバカしい話なんだろう。
でも、不機嫌を維持しようとしている自分をよーく観察してみると「今ないたカラスがもう笑った」と大人達から言われた時の恥ずかしさや馬鹿にされたような屈辱感をもう味わいたくないと思っている幼い私に出会える。

大人になった私はその言葉が「愛情溢れるからかい」であることは理解できるのだけれど、子供のままの自分にはそれが出来ないのだ。

子供は大人が思っているよりもずっとデリケートなんだ。きっと。


修行の日々  CM(0) TB(0)